Kennyの一橋大学日本史対策

現役一橋生Kennyが日本史選択の受験生を応援するブログ。

2016年度 早稲田(文化構想)日本史の雑感


大問1:古代~近世の教育史

律令国家から江戸時代までの教育機関・施設の歴史に関する問題です。

問2・3・5・6は、明らかに高校日本史の範囲を超えています。

平易な問題もありますが、全体的に解きにくい印象ですね。

絶対に間違えられない問題だけ取って、あとは勘で乗り切りましょう。

 

大問2:古代~近代の地域社会史

平安時代から明治時代にかけての地域社会史に関する問題です。

問3・4・6が難しく、問7と問10がきちんと書けるかどうかで差が付きそうですね。

大問1と同じぐらい難しいので、基本的な問題を落とさないようにしましょう。

 

大問3:古代~現代の税制史

今年度の問題セットでは最も平易な大問で、問3以外はすべて基本的な問題です。

それだけに、この大問の出来が合否を分けると思います。

開墾地は輸租田で、墾田永年私財法によって政府は開墾地をも掌握できるようになったため、律令国家の土地支配が強固になったというのは論述でも頻出のトピックですから、国公立大学の受験生は教科書で確認しておきましょう。

貨幣法(1897年)を制定して金本位制を確立させたのは、第2次松方正義内閣です。

 

大問4:日本における歴史観歴史認識

歴史書を中心に、日本における歴史観歴史認識の問題です。

問5と問9が難しく、問7も答えにくい問題だと思います。

「神話にもとづく」というのは皇紀、すなわち神武天皇即位を紀元とする紀年法で、西暦に660を足すことで求められます。(2016年は神武天皇即位紀元2676年)

日本を代表する零式艦上戦闘機は1940年に開発されましたが、これは1940年が皇紀2700年にあたることから名付けられ、ゼロ戦と呼ばれました。

旧日本軍の「○○式」というのは皇紀から付けられており、例えば九七式戦闘機は1937年、すなわち皇紀2697年に制式採用されました。

ちなみに、陸上自衛隊の戦車は西暦の下2桁から取っています。

 

まとめとアドバイス

例年は社会経済史に重点が置かれますが、今年度は文化史が中心でした。

文化史を苦手とする受験生は多いので、昨年度よりも少し難化しましたね。

日本史は7割ぐらいが合格ボーダーだと言えそうです。

 

早稲田大学文化構想学部の日本史は、すべてテーマ史で出題されます。

また、前近代史に比重が置かれており、外交史からの出題が少ないのも特徴です。

社会経済史と文化史を中心に、テーマ別で暗記していくと良いでしょう。

 

読み終わったらクリック!→人気ブログランキング