Kennyの一橋大学日本史対策

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『日本史論述演習141』


目立たないが良書

菅野祐孝『日本史論述演習141』(代々木ライブラリー)

日本史論述演習141 [ 管野祐孝 ]

価格:1,188円
(2016/2/3 10:22時点)

評価

総合評価:8

過去問演習前の論述問題集として取り組む:9

トピック整理として解説を通読する:7

 

簡潔だが整理された解説

かつてカリスマ日本史講師として名を馳せた菅野祐孝先生の論述問題集です。

本問90題+類題51問の全141題で構成されていますが、類題には解説なしの解答例しか載っていないので、使えるのは本問の90題だけでしょう。

本問の解説も、代々木ライブラリーの参考書らしく、かなり簡素です。

とはいえ、重要トピックについては十分に整理されていますから、基礎が出来ている受験生にとっては、むしろ使いやすいと言えるでしょう。

問題文の下に「何を書けばいいか」という項目でヒントが提示されていますので、全く手の付けられない問題でも何とか解答作成が出来るようになっています。

また、採点基準は載っていませんが、「ココで差がつく」という項目で解答に必要なポイント・注意点が示されています。

きちんと日本史を勉強してきた人ならば、かなり使いやすい演習本ですね。

 

過去問演習前の練習用問題集に

解説が簡潔なので、ある程度の基礎知識が身に付いていないと使いづらいでしょう。

通史の学習を終え、論述用の知識も『日本史論述明快講義』で一通り確認した後で、実際に答案を作成する練習をする教材に本書は最適だと思います。

具体的には、高校3年生の夏休み明け~冠模試の時期に取り組むべきですね。

勉強のペースが遅れている場合は、本書を飛ばして過去問研究を優先しましょう。

 

ところで、本書のはしがきに次のような記述があります。

論述問題には「絶対にこれが正解!」というような文章は存在しません。「こんなところかなあ」というような文章に得点が与えられるのです。 かりに出題者が模範解答なるものを用意したとしても、それが果たして「最高の文章」なのかどうかはわかりません。だから受験生は、「自分の答案がベストなんだ!」という自信をもって答案を作成してほしいと思います。

これは、論述対策の心構えとして非常に的を射ています。

入試では頭の中の知識だけで、しかも限られた時間の中で論述せざるを得ません。

当たり前のことですが、100点満点の完璧な答案を書けるはずがないのです。

ほとんどの受験生は論述問題に苦手意識を持っているでしょうが、臆することなく自分のベストを尽くして答案を書けば、かならずや合格点を勝ち取れるでしょう。

 

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